注文住宅だからこそ慎重な土地探しが必要!
自由設計の注文住宅であれば、家の外観はもちろん間取りやインテリア、さらに水まわりの設備や門扉などの外構に至るまで、自分たちの思い通りの家づくりが実現できます。しかしいくら理想の住まいを建てたとしても、その土地に何かしらの問題が見つかれば、せっかくの注文住宅が台無しになることも。 例えば地盤や地質が弱く、地震や大雨のたびに不安になる、周囲の建物のせいで日当たりや風通しが悪いため、洗濯物が乾きにくいどころか、家が湿気でカビやすい等、このようなケースが典型的。また稀なケースでは、建ぺい率や容積率を超えた階数の家を建ててしまった、家の完成後に高さ制限や日影規制に引っかかることに気づいた等、土地選びのミスが招いた残念なケースもあります。自由設計の注文住宅では、建築する土地も自由に選ぶことが可能ですが、その分だけ完成後の暮らしまでよく見据えて、慎重な土地探しが求められます。
先に最適な土地を選べば、注文住宅のリスクも軽減できる!
前述したように、注文住宅では土地選びでミスをすると、その魅力やメリットを大きく損ない、様々なリスクを招きかねません。特に設計の自由度が高い注文住宅の場合、どうしても先に建物ばかりに意識が向きやすく、土地や周辺環境についてのチェックを怠りがち。その結果、土地選びでミスが生じやすいと言えます。
裏を返せば、先に最適な土地を選んでおくことで、注文住宅におけるリスクの軽減につなげることが可能になります。その際には、自分たちが注文住宅に求める優先順位を整理した上で、最適な土地を選ばなければなりません。
例えば災害に強い住まいを求めるなら、地盤や地質が頑丈で、河川や崖などから離れた土地を探すべきでしょう。あるいは中高層建築の住まいを希望する場合、日影規制や高さ規制といった法的な規制をあらかじめよく確認しておけば、それにふさわしい土地を先に見つけることができるはずです。